こんにちは! KEPPLE CREATORS LAB の Creator Success Sectionでマネージャーを務める池浦です。
昨年末から新たな職務として Creator Success の仕事に従事していますので、その取り組みについて背景含めてお話ししたいと思います。
ケップルのプロダクト史と特徴
ケップルのファーストプロダクトである FUNDBOARD( 現: KEPPLE CRM )をリリースした 2018 年 8 月から約 5 年と半年が経ちました。ケップルでは、KEPPLE CRM 以外にも KEPPLE DB、KEPPLE(メディア)、株主総会クラウドなど多くのプロダクトをリリースしており、その頻度は年に一度の新規プロダクトリリースというレベルに差し掛かっています。
そもそも我々が複数のプロダクトを展開している理由は、ビジネスのターゲットにしているスタートアップ市場の課題が複雑であり、一つのプロダクトで全てを解決することが難しいからです。そのため、今後もスタートアップ市場の課題を発見すれば、その課題に対して新たなプロダクト・サービスを提供し解決していきます。
上記のような新規プロダクトリリース頻度は今後も続いていくでしょうし、ケップルのプロダクト事業の大きな特徴と言えます。
プロダクト開発体制を維持するために
新規プロダクトをリリースするということは、そのプロダクトを維持・成長させるためにエンジニアやデザイナーが必要です。プロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーも、全てのプロダクトを兼任するわけにはいかないため、そういったロールのメンバーも拡充が要されます。
また、スタートアップやスタートアップ投資という分野は非常に奥が深く、ドメインの知識が求められますので、新しく入ったメンバーがドメインを理解しやすい環境を整備し、長く働いてもらうことが重要です。
上述の通り、プロダクト開発組織を維持するためには、以下の二つに取り組む必要があります。
新たなメンバーを迎えるための採用・広報活動
入社したメンバーが長く働き、継続的にパフォーマンスを発揮できる環境作り
上記 2 つの役割は、これまで KEPPLE CREATORS LAB という部署のマネージャーが担っており、その他のマネジメント業務と兼任というかたちで取り組んでいました。
一方で、この場合は部署のマネージャーという組織図において上に立っている「見えないチカラ」から、後者の環境づくりに関してなかばトップダウン気味になってしまうという課題を抱えていました。
取り組むべき事柄(採用・広報活動と環境づくり)、そして現在の組織体制で抱えている課題を解決するために、新たな部門 Creator Success Section を立ち上げることにしました。
Creator Success Section の新設
Creator Success では、以下の業務に取り組んでいます。
採用・広報活動
採用媒体を利用したダイレクトリクルーティングとその選考
ブログやイベントを通したラボの認知・認識を高める取り組み
組織開発(環境づくり)
オフィスやリモートワーク等の働く環境に関する取り組み
評価制度やフレックス制度などの制度設計
より円滑なプロダクト開発を行うためのワークショップ
非常にざっくりですが、上記の業務に対してオーナーシップを持ってゴリゴリ進めていくロールになっています。広報・人事・労務みたいな様々な分野を一つにまとめたようなイメージですね。
Engineer Success という言葉はよく耳にすると思いますが、 Creator Success はあまり耳にすることがないと思うので、浸透させていくぞ!という気持ちです。
心がけていること
未来のメンバーを含めて、現場で働く全てのクリエイターが気持ち良く働けることが大事ですから、一次情報をとにかく大事にしています。実際に現場で声が上がった事柄やアンケート等を通して得られた情報を元に次の打ち手を検討しています。
そういった言わばボトムアップ的な取り組みに加えて、プロダクトや事業の戦略・ロードマップをもとに、打ち手を考えるシーンもあります。採用関連は特にその傾向が強く、EM や CTO と密接にコミュニケーションしながら次のステージで活躍できる人材のイメージを擦り合わせ現場・経営双方で必要とされるメンバーを迎えられるよう務めています。
おわりに
現在、 KEPPLE CREATORS LAB は 12 名のメンバーでプロダクト開発に取り組んでいます。このような規模で専任の広報・人事を抱えている企業はそう多くないとは思いますが、これからケップルがプロダクトで成し遂げたいことを実現するために、引き続き熱意持って取り組んでいきます!一緒に働きましょう!!
また、これから技術系イベントをたくさん行っていく予定ですので、共催いただける企業も募集しています!