KEPPLE CREATORS LAB ブログ開設に寄せて

 



こんにちは、ケップル CTO の山下です。


KEPPLE CREATORS LAB ブログを開設するにあたり、ケップルとはどのような会社なのか、KEPPLE CREATORS LAB とはどのような組織なのか、お伝えしたいと思います。

ケップルとは

ケップルはスタートアップエコシステムを支援する会社です。エコシステムにはこれまでに無い価値を世界に生み出そうと挑戦を続ける起業家(スタートアップ)と
彼らの成長を支援する投資家(ベンチャーキャピタルなど)がおり、両者がともに成功することがエコシステムの成長に不可欠です。ケップルは起業家と投資家それぞれが抱える課題を解決すべく、さまざまなアプローチで支援しています。

KEPPLE CREATORS LAB とは

KEPPLE CREATORS LAB(通称:ラボ)はものづくりの集団です。課題を解決するアプローチとしてプロダクトの力が必要な時はラボの出番となります。メンバーはプロダクトを作るために必要なエンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャーなどで構成されています。

ラボが手がけてきた代表的なプロダクトとしては、イノベーションを促進するためのスタートアップデータベース「KEPPLE DB」、ベンチャーキャピタルや事業会社向けの未上場株式管理ツール「KEPPLE CRM」、スタートアップメディア「KEPPLE」などがあります。

ラボの価値観と実現に向けた取り組み

ラボでは「プロダクトの当事者であれ」というスローガンを掲げています。エンジニアであればコード、デザイナーであればデザインを最終成果物にしてはいけない、我々が価値提供を行うのはプロダクトを通じてなのだから、プロダクトを最終成果物として強く意識してものづくりをしようというものです。

これを実現するためにいくつか取り組みがあるのですが、その中から特に気に入っている 2 つを紹介します。

クロスオーバー

ものづくりをしていると、どうしても自身の専門領域に目が向きがちです。その領域のプロとしてこだわりを持つことは大事ですが、プロダクトという観点で見ると部分最適であり全体最適ではありません。普段から他の領域にも目を向けるにはどうすればよいのか検討した結果、生まれたのが「クロスオーバー」という取り組みでした。

具体的には自身の専門領域ではない事柄に対しても積極的に発言できる雰囲気づくりです。心理的安全性と読み替えていただいても構いません。これにより、集合知によってプロダクトの最適化を促すとともに、発言に対して専門領域のメンバーが領域外のメンバーに説明する機会が生まれ、互いの理解促進とスキルの向上につながっています。

ワンチーム

組織が大きくなるに連れ、コミュニケーションコストが課題となるシーンが増えてきました。例えば、プロジェクトマネージャーが関係各所と調整を行い、エンジニアやデザイナーに個別に共有するという、必要ではあるものの、積み重なると重いコミュニケーションです。

この課題に対して現在の組織規模における最適解を模索した結果、生まれたのが「ワンチーム」という取り組みでした。具体的には会議体の話なのですが、プロジェクトに関わる全メンバーを 1 つの会議に集め、そこで情報共有や質疑応答を完結させるというものです。全メンバーですからラボだけではなく、ビジネスサイドからプロダクトに関わるカスタマーサクセスのメンバーなども参加します。

これにより全員の情報量が一致し、背景にある経緯や想いを相互に理解することで、プロダクトの当事者としての意識の向上につながっています。もっとも、これは現在の組織規模だからこそ出来ることであって、より大きな組織になる過程で再考が必要なテーマでもあります。

最後に

この記事を読んで、ケップルのラボに興味を持っていただければ幸いです。詳しく話を聞いてみたいという方は、カジュアル面談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。